建設業界の職種いろいろ!これを知れば業界の全体像が見える

建設業界は「一人で建物をつくる仕事」ではなく、多くの職種が連携して初めて成り立つ世界です。
ここでは、未経験の方にも分かりやすく、建設業界でよく登場する主な職種をご紹介します。
◆ 施工管理(現場監督)
建設現場をまとめる役割です。
安全・品質・工程・コストを管理し、職人さんや協力会社がスムーズに動けるよう調整します。
現場の指揮者であり、プロジェクトの進行役です。
◆ 職人(技能労働者)
建物を実際に形にする人たち。職種ごとに専門性があり、熟練の技術が必要です。
• 大工:木材を扱い、建物の骨組みや内装をつくる
• 鉄筋工:コンクリート構造物の骨組みとなる鉄筋を組み立てる
• とび職:足場を組んだり高所で作業したりする
• 左官:壁や床を塗り仕上げる
• 電気工:電気配線や照明を設置する
• 設備工:水道・空調など生活に欠かせない設備を施工する
◆ 設計者(建築士・設計士)
建物の「図面」を描く仕事。
デザイン性や使いやすさを考えるだけでなく、法律や安全基準を守りながら設計を行います。
現場の施工管理や職人は、この設計図をもとに作業を進めます。
◆ 測量士・CADオペレーター
• 測量士:工事を始める前に土地の高さや広さを正確に測る
• CADオペレーター:設計図をパソコンで作成・修正する
どちらも「現場の基礎を固める」仕事です。
◆ 営業・積算・事務
『現場に出るだけが建設業ではありません。』
• 営業:お客様と打ち合わせをして受注につなげる
• 積算:図面をもとに必要な材料や費用を計算する
• 事務:契約書や請求書を作成し、現場をサポートする
数字や資料に強い人は、こうした職種で活躍できます。
◆ 未経験で現場に出る人が知っておきたいこと
• 安全第一:ヘルメット・安全帯などの着用は必須
• 挨拶・報連相:現場はチームワークが命。小さな声かけが信頼につながる
• 基礎用語に慣れる:図面記号や道具の名前など、少しずつ覚えると仕事がスムーズに
◆まとめ
建設業界には、大きく分けて
• 現場をまとめる人(施工管理)
• 実際に形をつくる人(職人)
• 建物を考える人(設計)
• 準備や支える人(測量・CAD・積算・事務など)
といった多様な職種があります。
「ものづくりが好き」「体を動かしたい」「人と調整するのが得意」「数字に強い」など、あなたの得意分野に合った仕事がきっと見つかります。