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【初心者向け】現場でよく聞かれる質問と“正しい答え方”まとめ

建設現場に入ったばかりの頃は、右も左も分からず不安なもの。
でも実は、新人が聞かれやすい質問にはパターンがあり、ポイントさえ押さえておけばスムーズに対応できます。
ここでは、現場でよくされる“定番の質問”と、その場で困らない シンプルで正確な答え方 を紹介します。

■質問①「今日の作業内容、説明できる?」

新人が一番よく聞かれる質問です。
なぜ聞かれるかというと、「作業を理解しているか」「危険を把握しているか」を確認したいからです。
▼答え方のコツ
・作業名(何をするのか)
・作業場所(どこで)
・注意点(危険ポイント)
▼回答例
「今日はA棟3階で、ボードの搬入補助を行います。通路が狭いので、周囲確認をしながら作業します。」
ポイント: 完璧じゃなくてもOK。“危険に気づいている”ことを示すだけでも信頼されます。

■質問②「この材料、どこに置いた?」

現場は常に資材が動くため、管理が非常に重要
▼答え方のコツ
「分からない」をごまかさない探す前に『確認します』と先に伝える。
▼回答例
「すみません、正確に把握できていないので、すぐ確認してご報告します。」
ポイント: 適当に答えるのは絶対にNG。誠実さが信頼につながります。

■質問③「これ危なくない?どこが危険か分かる?」

安全意識を確認するためによく聞かれる質問。
▼答え方のコツ
“自分の言葉で”危険ポイントを説明する。
分からない時は「教えてください」でOK
▼回答例
「脚立が不安定で、転倒の危険があると思います。正しい位置に置けているか確認させてください。」

■質問④「この段取りでいけると思う?」

先輩が新人に“考える力”をつけてもらうためによく投げる質問。
▼答え方のコツ
無理に自分の考えだけで答えようとしない
「こう思いますが、確認したいです」という形が安全
▼回答例
「作業的には可能と思いますが、周囲の作業と重なる可能性があるので、調整が必要かもしれません。」

■質問⑤「これ持てる?大丈夫?」

無理をしてケガをしないかを確認する質問。
▼答え方のコツ
・見栄を張らない
・自分の限界を正直に伝える
▼回答例
「一人で持つのは少し不安なので、二人で持たせていただけると助かります。」
ポイント: “言いづらいけど言う”ことが安全な現場づくりになります。

■質問⑥「分からんことある?」

よくある雑談っぽい質問ですが、実はとても重要
▼答え方のコツ
質問されたら遠慮なく聞き返す
特に初期は“分からないことを言える人”の方が重宝されます
▼回答例
「図面の読み方で一部理解があやふやなところがあるので、教えていただいてもよろしいでしょうか。」

◆まとめ:正しい“答え方の型”を覚えれば現場は怖くない

未経験の人は、「分からないと言ったら怒られる」と感じがちですが、実際は逆
ベテランほど、“分からないことをそのままにして事故が起きる”ことを一番嫌います。
だからこそ、今回紹介したような
・正直に答える
・確認する姿勢を示す
・危険に気づく目を持つ がとても大切です。
このあたりを押さえておくだけで、現場での評価はグンと上がります。